Action Drawing: Diorama Maps and New Work

世界中で高く評価されているコンテンポラリーフォトグラファー、西野壮平の日本国内では4年ぶりとなる個展「Action Drawing: Diorama Maps and New Work」が、11月26日から開催される。

02_Tokyo0414 Diorama Map Tokyo 2014 Courtesy of Michael Hoppen Gallery © Sohei Nishino

これまで12年間に渡り、世界の都市を自らの足で歩き回り、独自の地図を作り上げる「Diorama Map」というシリーズを制作。ニューヨーク、ベルリン、アムステルダム、リオデジャネイロ…。毎回、それぞれの都市に長期滞在し、様々な場所、アングルから何千、何万回もシャッターを切り。撮影後、モノクロフィルムで撮影した写真を現像、プリント、カットという身体的なプロセスを経ることで記憶を辿り、再び一枚の地図的表現としてコラージュすることで生み出される作品は、まさに都市のアイコン集積ともいえるだろう。

本展では、同シリーズ初期の2004年とその10年後の2014年に再び制作した「東京」の両作品、そして完成したばかりの新作の「ヨハネスブルグ」を展示するほか、初の試みとなる公開制作を予定している。また、初公開となる新シリーズ「Day Drawing」は、「Diorama Map」で世界中を歩き続ける西野が、都市という構造体を見つめる中で、生命が”移動する”という根源的な行為そのものに着目するようになり、自身の日々の移動を可視化することを試みた作品になっている。

Action Drawing: Diorama Maps and New Work
日程:2015年11月26日〜2016年1月17日
時間:11:00 – 19:00(休業:日・月・祝)
会場:IMA gallery / IMA CONCEPT STORE内
住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3F

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西野壮平 プロフィール
1982年兵庫県生まれ。大阪芸術大学在学中から「Diorama Map」シリーズの制作を始める。2005 年にキャノン写真新世紀にて優秀賞(南條史生/現森美術館館長)に選出されて以来、国内外での個 展や東京都写真美術館やロンドンのSaatchi Galleryをはじめとする様々なグループ展、ニューヨー クのICPでのトリエンナーレ等のフェスティバルにて作品を展示し、注目を集めている。2013年度日 本写真協会賞、新人賞受賞。オランダの写真雑誌『Foam』が選ぶFoam Talent Call 2013の写真家 の一人として選出される。来年秋、サンフランシスコのMoMAにて個展開催予定。