日本の古層(オールドレイヤー)を、「湿板光画」という写真の古典技法で映し出し続けるエバレッ ト・ケネディ・ブラウンによる個展「Japanese Samurai Fashion – 野馬追の侍たちが纏う祝祭の精神 -」が、スパイラルガーデンにて開催されている。
1959年にアメリカ・ワシントンD.Cで生まれたエバレット・ケネディ・ブラウン。1988年に来日し、通信社日本支局長を経て、作家として日本文化を海外メディアに紹介し続けている。 「ナショナル・ジオグラフィック」「タイム」「 ニューヨーク・タイムズ」「ル・モンド 」といった各紙で作品を発表。ドイツのGEO 誌では「ピクチャー・オブ・ザ・イヤー」に選出されている。幕末にペリーと共に黒船で訪れ国内で初めて日本人を撮影した写真家・エリファレット・ブラウンJ r.は、彼の遠い先祖にあたる。
本展「Japanese Samurai Fashion」シリーズは、福島・相馬地方で約800年に渡り伝承されてきた祭礼「野馬追」を取材したもの。露光時間10秒のカメラと向かい合った44名の人物像は、時空を超越するかのような魂を感じさせる。
Japanese Samurai Fashion – 野馬追の侍たちが纏う祝祭の精神 –
会期:2017年6月6日〜6月18日
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
時間:11:00〜20:00
入場無料
Everett Kennedy Brown’s monograph detailing the 800-year old samurai tradition of the Soma region of Japan gets an exhibition at Omotesando’s Spiral Garden this month. The mixed media work was created using wet plate collodion photography and digital technology to create timeless images of the centuries old clan.
Everett Kennedy Brown ‘Japanese Samurai Fashion’Spiral Garden June 6th – June 18th 2017