2016年4月にスタートしたロエベ財団とロエベのクリエイティブ ディレクター、ジョナサン・アンダーソン主催によるインターナショナル アワード「ロエベ クラフト プライズ」。未来の新たな基準を打ち立てるような創造性と芸術性、そして革新性の高い唯一の存在である才能の発掘を目的として設立されたこの記念すべき第1回目のプライズのファイナリストが2017年2月8日スペイン時間午後5時に発表された。
様々な分野のクラフト(工芸)を代表する5大陸75か国に住むアルチザンたちからの4,000点近い応募の中から、26名の作品がファイナリストに選出。日本からは伝統的な京都の木工芸を受け継ぐ職人であり作家の中川周士氏、多摩美術大学工芸学科ガラスプログラム非常勤講師として活動する神代良明氏、工芸講座准教授・井川健氏と3名がファイナリストに選出(他23名のファイナリストはこちら)。
2017年4月、デザインにおいて各界を代表する第一人者たちによって最終候補作品から受賞者を選出する。
In 2016, the LOEWE FOUNDATION launched the LOEWE Craft Prize, an annual international award celebrating excellence in craftsmanship. With this forward-looking initiative, LOEWE seeks to recognise uniquely talented artisans whose artistic vision and will to innovate will set a new standard for the future of craft.
For 2017, 26 works have been selected as finalists by the Experts Panel out of more than 3,900 participants. These works will be submitted to the Jury for their final decision on 10 April and will form part of a touring exhibition.
選考委員__
ジョン・アレン:編物界の巨匠、テキスタイル デザイナー
クラウディ・カサノヴァス:陶芸家
サラ・ディエ・トリル:ロエベ アクセサリー デザイナー
ラモン・プイ・クヤス:ジュエリー アーティスト
マルク・サロ:ガラス アーティスト
アナトクス・ザバルベスコア(エグゼクティブ・セクレタリー) :スペインの大手新聞、「El País(エル・パイス)」
審査委員__
ジョナサン・アンダーソン:ロエベ クリエイティブ ディレクター
ハイス・バッカー:ジュエリー アーティスト、Droog Design(ドローグデザイン)共同設立者
ロルフ・フェールバウム:Vitra(ヴィトラ)元最高経営責任者
深澤 直人:デザイナー、日本民藝館館長
エンリケ・ロエベ:ロエベ財団名誉会長
ディヤン・スジック:エッセイスト、ロンドン・デザイン・ミュージ
アムディレクター
ベネデッタ・タリアブーエ:建築家、プリツカー賞審査委員
ステファノ・トンキ:「W Magazine」編集長
パトリシア・ウルキオラ:建築家、工業デザイナー
アナトクス・ザバルベスコア(審査委員長):スペインの大手新聞「El País(エル・パイス)」