2005年、自爆攻撃へ向かう若者たちを描き、ゴールデングローブ賞外国映画賞を受賞、アカデミー賞外国映画賞にノミネートされた「パラダイス・ナウ」のハニ・アブ・アサド監督による本作「オマールの壁」が、4月16日より角川シネマ新宿、渋谷アップリンクほか全国順次公開。
パレスチナの今を生き抜く若者たちの青春を鮮烈に描いた衝撃作。分離壁で囲まれたパレスチナの今を生き抜く若者たちの日々を切実に、サスペンスフルに描いた本作は、カンヌ国際映画祭をはじめ、多数の映画祭で絶賛され、2度目のアカデミー賞外国語映画賞ノミネート(パレスチナ代表)となった。スタッフは全てパレスチナ人、撮影も全てパレスチナで行われ、100%パレスチナの資本によって製作されている。
ストーリー
思慮深く真面目なパン職人のオマールは、監視塔からの銃弾を避けながら分離壁をよじのぼっては、壁の向こう側に住む恋人ナディアのもとに通っていた。長く占領状態が続くパレスチナでは、人権も自由もない。オマールはこんな毎日を変えようと仲間と共に立ち上がったが、イスラエル兵殺害容疑で捕えられてしまう。イスラエルの秘密警察より拷問を受け、一生囚われの身になるか仲間を裏切ってスパイになるかの選択を迫られるが…。
また、主演俳優アダム・バクリが、4月16日に開催される初日舞台挨拶のため来日する!
オマールの壁
2016年4月16日 全国順次公開
監督・脚本・製作:ハニ・アブ・アサド(『パラダイス・ナウ』)
出演:アダム・バクリ、ワリード・ズエイター、リーム・リューバニ ほか
配給・宣伝:アップリンク
公式サイト:オマールの壁
2014 Oscar nominee for best foreign language film ‘OMAR’ gets a cinema release in Japan this month. It tells the story of a Palestinian baker who turns informant after being arrested over the death of an Israeli soldier. If you are reading this in English chances are you have been able to watch the film already, if not this is an opportunity to see a rare Palestinian film that earned international praise on the big screen.